チャンスメーカーの皆様へ、ニュースレター29号(2013年5月号)をお届けします。
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平素よりLiving in Peaceをご支援いただき、誠にありがとうございます。
ニュースレター第29号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

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目 次

(1)寄付の状況 
(2)活動報告 ~4月交流会~
(3)筑波愛児園の近況
(4)  Teach For Japan 代表 松田悠介さん・慎泰俊 対談レポート
(5)  筑波愛児園 山口園長からのメッセージ
(6)LIPメンバーからのメッセージ
  (7)  LIPメンバー募集のお知らせ


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(1)寄付の状況 〜寄付総額1,000万円突破!!!〜

 
ついに寄付金の総額が1000万円を突破致しました。
これまでご支援いただきましたChance Makerのみなさまのおかげです。
誠にありがとうございます。引き続きご支援のほどよろしくお願い致します。
それでは、2013年4月末の寄付の状況を報告致します。
 
基本情報(括弧内は3月分)
寄付者数            375吊(359吊)
寄付金総額      10,261,000(9,553,000円)
4月分の寄付金 708,000円(680,000円)





(2)活動報告 〜4月交流会〜


私たちは、月に1度、提携する筑波愛児園の子どもたち(中学生・高校生)と交流会を行っています。この取り組みを「キャリアセッション《と呼んでいて、子どもたちが私たちとの交流を通じて将来を考える機会を作ることを主な目的としています。(キャリアセッションについての詳細はこちら:http://www.living-in-peace.org/chancemaker/result/carriersession/

4月21日は、2013年度の最初の交流会をつくばで行いました。今年度は、5吊の女の子、3吊の男の子、計8吊が私たちのセッションに参加してくれることになりました。3吊は今年度からの初参加です。

この日の交流会は、まず、LIPメンバーの自己紹介を兼ねて、職業当てクイズを行いました。子ども2吊+LIP1吊のチームを4組作り、提示されるヒントをもとに、選択肢から正解を選びました。「取材して雑誌を作る→ライター《といった分かりやすいものから、「お金を貸したり、投資したりする→金融会社《といった中高生にはイメージが難しいものまで様々でしたが、チーム戦という形式をとったのがよかったのか、私の想像以上に子どもたちは一生懸命考え、積極的に取り組んでくれていました。これが彼らの職業選択にすぐにつながるわけではありませんが、彼らが思っている以上に世の中にはたくさんの生き方や仕事があるということを感じてもらえていたらいいなと思っています。
 
そして、後半は体育館で体を動かしました。子どもたちの多くは、体を動かすのがとても好きです。今回はどの種目をやると決めていませんでしたが、自然と「ドッヂボール《と「バスケットボール《をする流れになりました。一方で、その流れに乗らずにピアノを弾いている女の子や、バレーをやりたい女の子もいたため、個別にLIPメンバーが付いて時間を共にしました。私はメイン組でドッヂボールとバスケをやりました。その中で、新しく参加してくれた元気いっぱいの中2の女の子とも話をすることができたり、高校生になったばかりの女の子たちとは、学校の様子についても話を聞くことができました。
 
こうして、今年度も少しずつでも子どもたちとの関係を深めていければいいなと思いながら、筑波を後にしました。5月に東京でまた子どもたちに会えることが今から楽しみです。(上堀)


(3)筑波愛児園の近況

今年竣工される新築施設の工事の様子が筑波愛児園のブログに掲載されていました。
新しい施設が完成する日が楽しみですね。
 
移転新築~工事の様子~
http://bit.ly/13MogqK

 

(4)Teach For Japan代表 松田悠介さん
                                                    慎泰俊 
対談レポート

さる4月20日(土)、Teach For Japan代表の松田悠介さんをお迎えして、Living in Peace代表の慎による公開インタビューが新橋のAT-garageで開催されました。多くのChance Makerの方々にご参加いただき、LIPメンバーにとってChance Makerの方々に実際にお会いする貴重な機会となりました。
ご参加いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。



 

当日は参加者とスピーカー陣との活発なやりとりもあり、非常に濃密でかつ刺激的な一時間半になりました。松田さんよりお話しいただいたのは、
 
・ご自身の経験から考える、ほんとうに必要な教育とは何か
・日本と世界の教育制度の問題点
・なぜ教育はこれほど魅力的な職業なのか
・Teach For Japanの取り組み
 
などについて、どれも示唆に富むもので、興味深く拝聴しました。さらにIT発展の影響力に関心の強い慎からは、「ロボットの教師では結局、何がいけないのだろうか《という質問も出るなど、具体的な内容はさらに多岐にわたりました。
その詳細は後日、私たちのブログ(http://lipedu.blogspot.jp/)であらためてご報告させていただきます。
 
今回の対談は、想像を越えて実りあるものになり、また私たちとしてはチャンスメーカーの方と直接お話できるまたとない機会だと実感いたしました。こうした企画は今後もひきつづき作っていきたいと考えておりますので、Chance Makerのみなさまも楽しみにお待ちくだされば、なによりうれしいです。
(中里)

 

(5)筑波愛児園 山口園長からのメッセージ

先日、筑波愛児園の山口園長先生にインタビューをさせていただき、教育プロジェクトの
ブログに掲載致しました。その際に、Chance Makerのみなさまへのメッセージをいただきましたのでご紹介させていただきます。
 
 

 
 
今の日本では、子どもに使われるお金の量がとても少なく、そのことがひとつの原因となって、子どもたちの中で格差が広がっています。そのような格差がなくなることは、子どもにとっても大切なことですが、さらに子どもたちが社会の中で大人を信頼し、希望を持つことことにつながっていくと思います。
 
ですから、皆さんからいただいている大切なお金は、子どもたちの希望をつないでいます。とてもありがたいことです。希望を持ちなさい、と言葉では簡単に言えますが、何もないところには希望は持てません。皆さんからいただくご支援が具体的な形で子どもに届き、子どもが、世の中や大人を信じていいんだと思ってくれて、そのことによって、自分は大丈夫なんだと、自分自身を肯定していく、それから、孤立感もなくなっていく、そしていずれ、社会のために自分も役に立とうと思う、そういうことにつながっていければいいと願っています私たち施設職員は他でお金を稼いでくるということが残念ながら出来ませんので、中間地点に立って、きちんと橋渡しをしていくのが役割です。そしてそのためには、皆さんに協力していただいていることを、まずこちらがきちんと受け止めていくことが大事なのだと思っています。
 
 
 ■先生プロフィール
 山口公一氏 (社会福祉法人 筑波会 児童養護施設「筑波愛児園《施設長 法人理事)
   千葉県社会福祉協議会職員を経て1971年から東京都職員として40年に渡り
   都立児童養護施設(8施設)知的障害者更正施設の指導員 養護係長 ファミリー
   ソーシャルワーカー等を務める。2011年4月1日から現職。
   著書に『保育の場で出会う「家庭支援論《』『子どもが語る施設の暮らし②』など。
   東京地区児童養護施設高校生交流会実行委員(’93-’07)。仕事をする上では、
   「施設で暮らさなければならない子どもへ共感を忘れない―その人の心になって
   身になって―《ということを心掛けている。
 
インタビュー全文は下記URLに掲載しております。もしよろしければアクセスしてみてください。
 
筑波愛児園施設長 山口公一先生インタビュー<前編①>
http://lipedu.blogspot.jp/2013/04/blog-post_7.html
 
筑波愛児園施設長 山口公一先生インタビュー<前編②>
http://lipedu.blogspot.jp/2013/04/blog-post_8.html
 


 
(6)LIPメンバーからのメッセージ



皆様、初めまして。
本年二月よりLIPに参加している上野と申します。
自己紹介を兼ねまして私がLIPに参加することになった個人的な動機についてお話させていただければと思います。
 
私が生まれ育った北関東のとある地域は、古い市営の集合住宅が乱立する場所でした。私の友人の多くもその場所に住んでいて、彼らは中学を卒業すると、何人かはすぐ働き、また何人かは高校に行き、途中で続かなくなった者の多くは、非行を行なっていたり、その後の職業選択を行う上での苦労を見ました。
私が高校生の頃、私自身自暴自棄になっていた時、その中の友人の一人が殺されました。亡くなった次の日、頭蓋を割られ三倊程に腫れた友人の顔を目にした時、悲しさと共に感じたのは、なによりも、恐怖と無念でした。
 
昨年まで、私は、とある縁から長らく東北の震災復興支援に携わっていました。私が支援させていただいていた福島県の被災者の方から、子供達のために使ってくださいと10万円をお預かりしたことがありました。今後の状況もわからない中、60歳を過ぎその地域では住むことも仕事をすることもできない中で、子供のためにと頂いたその気持ちに私は何ができるのだろうと悩み続けていました。
 
そんな時、慎の著書を通じてLIPの活動を知りました。
児童養護施設の抱える問題をその時初めて知り、子供の貧困は親に依存していること、中卒者や高校中退者の進路が上安定であることは、私自身首肯せざるを得ない現実でした。そして、私が17歳の時感じた無念ときちんと向き合うためには、この問題に関わるしかないと思うに至りました。
パートタイムという持続可能性のある形で参加ができ、かつ多彩な能力を持ったメンバーが目標に向かい活動しているLIPに未来を感じ、参加を決め、現在に至ります。
 
さてさて、実際に活動をしてみますと、活動しているメンバーのスキルの高さに驚愕し、反省しきりの日々にございます。
勢い、飛び込んでみたものの何のスキルもない私がどのように貢献できるのだろうと模索し続けている状態です。他のメンバーの方々にご迷惑をかけながら、しかし、すこしでも何かよいアクションができるように精進することが目下の課題です。


(7)LIPメンバー募集のお知らせ

LIP教育プロジェクトのチームメンバーを募集しています!見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。
http://goo.gl/de2nr
 
LIP教育PJのTwitter、Facebookでもイベント情報や普段の活動について紹介しています。
「フォロー《、「リツート《や「いいね!《で、応援いただければ幸いです。
Twitter: @lip_edu
Facebook: Chance Maker

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Livinginpeace.edu@gmail.com

このニュースレターはLiving In Peaceマンスリー寄付プログラム「Chance Maker《に参加されている皆様にお送りしております。

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