ニュースレター第37号をお届けいたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
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目 次
(1)新年のご挨拶
(2)寄付の状況
(3)活動報告〜筑波愛児園新施設 竣工式~
(4)筑波愛児園新施設 記念樹メッセージについて
(5)LIPメンバーからのメッセージ
(6)LIPメンバー募集のお知らせ
(7)編集後記
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(1)新年のご挨拶
チャンスメーカーの皆様、あけましておめでとうございます。
2013年は、皆様にとってどんな年だったでしょうか。私たちLiving in Peaceにとっては、これまでの取組みが少しずつ着実な成果をあげた一年となりました。
寄付プログラム「Chance Maker」への寄付者数は年初の337人から470人へと増加し、寄付金総額は年末までに16,762,000円になりました。同プログラムの第一号支援先である筑波愛児園は、このたび小規模ユニット化のための建て替え工事が無事に完了し、1月10日に無事竣工を迎えることができました。今後は、新施設建築のための借入金の一部である5000 万円の返済について、2015年から 2028年までの13年間に渡って支援していく予定です。
2013年から、代表 慎の対談ブログを開始しました。これまでは、松田悠介さん、岩瀬大輔さん、乙武洋匡さんとの対談を掲載してきました。今年も面白い対談をお届けしていきますので、どうぞご期待ください。
この1年間で、8名の新たな仲間が加わりました。私たちはやる気と熱意と根性と情熱をもった仲間を絶賛募集中ですので、ピンと来た方はご連絡ください。
2014年は私たちの活動にとっての更なる飛躍の一年にしたいと思っております。まず、筑波愛児園に続く第二号の児童養護施設支援を今年から始めるべく、選定作業を本格化させます。また、児童養護施設を退所して大学等に進学する児童を支援する新たなプログラムを開始するべく準備中です。
これからも、子どもたちの未来を皆様と一緒に作って行きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
NPO法人 Living in Peace 理事長 慎泰俊
NPO法人 Living in Peace「教育プロジェクト」リーダー 飯田一弘
(2)寄付の状況
いつもご支援いただきありがとうございます。2013年12月末の寄付の状況を報告致します。
基本情報(括弧内11月分)
寄付者数 470 名(458名)
寄付金総額 16,762,000円(15,947,000円)
12月分の寄付金 820,000円(882,000円)
(3)活動報告 〜筑波愛児園新施設 竣工式〜
Living in Peace 副理事長の木下です。
2014年、本業の仕事は既に始まっていますが、Living in Peace仕事始めは1月10日(金)に行われた筑波愛児園の移転新築施設の竣工式&内覧会でした。
本業を一番大切にするのがLiving in Peaceの基本。私は活動を開始してから6年間、Living in Peaceのために平日の本業を休むことは一度も無かったのですが、今回ばかりは活動の集大成として何が何でも伺いたかったので休みました。
都心も相当冷え込んだ当日、いつもの筑波愛児園とは別の方向へ向かうバスに乗り、他のメンバー4人と新施設へ到着。建設途中の様子を見ていたので、ある程度は想像していましたが、そこに広がっていたのは遥か上をいく立派な施設。
(子どもたちが暮らすグループホームのキッチン)
(子どもたちの個室になる部屋)
今まで子どもたちが住んでいた老朽化が心配な施設とは真逆の、非常に綺麗で子どもたちがのびのび生活できるものでした。それぞれの棟はまるい回廊で繋がっており、住むところは分かれながらも、筑波愛児園という一つの街としての存在感がありました。
※建物は事務・地域交流・心理療法棟、親子訓練棟、6つのグループケアユニット(6~7人の子供達が生活)から構成
(グループホームの棟は、独立しながらも、中庭を囲み丸い回廊でつながっています)
(3つの親子訓練棟。宿泊施設です。親子がまた一緒に暮らすための訓練や、退所する児童の自立訓練のために使われます)
昔の施設から見続ている身としては、今回の施設に移り住むことにより、子どもたちへの影響は物理的・精神的にも大きなものになると感じています。それだけ、私自身の達成感も高いものとなっております。来週、子どもたちが実際に現地を見学するらしいのですが、そのときの表情を想像するだけで感無量です。チャンスメーカーの皆様方にもぜひ実際に新しい施設を見ていただきたく、企画を考えておりますので、また改めてご案内申し上げます。
竣工式では、大変恐縮ながら、Living in Peaceの愛児園への支援に対して感謝状をお受け取り致しました。まだまだ団体としては未熟な部分もございますが、今後共、皆様の変わらぬご支援をいただければ幸いでございます。短いご報告でございましたが、何卒宜しくお願い致します。
(感謝状を受け取った慎とLiving in Peaceのメンバーで、山口施設長(慎の右隣)を囲んで)
(4)筑波愛児園新施設 記念樹メッセージについて
チャンスメーカーのみなさま、Living in Peace Facebook担当の酒井です。
先月のニュースレターにてご案内差し上げた筑波愛児園の新施設完成記念樹プレートについて、掲載するメッセージが決まりましたのでご報告致します。
「みんなの未来へ」
「可能性を信じる」
「You’ve got a chance 〜 君たちの可能性に」
「いつもそばにいるよ」
上記4つの候補の中から、みなさまにお選びいただいたメッセージはこちらでした!
「みんなの未来へ」
これから始まる新しい施設での生活にピッタリのメッセージです。メッセージのご応募をいただいたみなさま、そしてFacebookでの投票にご協力いただいたみなさま、大変有難うございました。
さっそく、筑波愛児園へお伝えしたいと思います!
(この木に皆様からのメッセージが掲げられます。)
(5)LIPメンバーからのメッセージ
はじめまして。昨年の11月から Living in Peaceで活動しています、新人の山口と申します。
私は社会人一年目で、普段は自動車メーカーで働いています。先日24歳になりました。あぁ、チャンスメーカーの皆様からのお祝いの言葉が聞こえてくるようです。ありがとうございます。
さて、記念すべき初めての投稿、ということで、自己紹介をかねて、私とLiving in Peaceの出会いを書かせて頂きます。ゆるい気分で読んでくださると幸いです。
私と Living in Peaceが出会ったのは、2013年の10月です。大学を卒業して就職。私は最初、工場にいました。5年ぶりに都会を離れて、田んぼに囲まれた工場と、寮を往復する毎日。正直、退屈でした。退屈すぎて、私は【ずっと自己対話】していました。そして思いました。「20代の一番エネルギーがある時期、やりたいことは全部挑戦しよう」。
気付けば「東京戻ったらやりたいことリスト」を作っていました。その中の1つにこんな一文がありました。
”環境に悩む子供の支援”
実はワタクシ、小学4年生の時に両親が別居を始めて、子供ながら「リコン」や「セイカツヒ」を意識するという、多少ドラマチックな幼少期を経験しました。当時は無力な自分にため息をつくことも多かったです。そのため私が大きくなったら、当時の自分のような、悩める少年少女のサポートをしてあげたいと以前から考えていました。
それを工場で思い出し、東京に戻った私は色々なNPOを調べました。しかし見つかったNPOの求人は、スキルを持ったプロボノの募集ばかり。。もしくは、週5日フルタイムばかり。。。新卒ノースキルの私は困っていました。
そんな時、友人の紹介で「Living in Peace教育プロジェクト」を知りました。”児童養護施設のサポート” ”メンバーは多様” ”パートタイムの社会人” 「あぁ、これだ!!」ここからは超特急です。気付けばLiving in Peaceのミーティングに参加して、気付けばこのメッセージを書いています。
メンバーは非常に優秀な人が多く、感動の毎日です。これはまた別の機会に。私は今、退所する児童に向けた新しい支援策を考えるチームで活動しています。ノースキルですが、本業で忙しいメンバーも多い弊団体では「やる気と時間」があればチームに貢献出来るとわかりました。仕事はたくさんあるので、今後も積極的に挑戦したいと考えています。
長くなりました。お読み頂き感謝です。これから頑張ります。
チャンスメーカーの皆様、イベント等でお会いした際にはよろしくお願いします!そして引き続きLiving in Peaceをよろしくお願いします!
(6)LIPメンバー募集のお知らせ
LIP教育プロジェクトのチームメンバーを募集しています!見学も随時受け付けておりますので、ご興味のある方は、下記フォームから是非お気軽にご連絡ください。
http://goo.gl/de2nr
LIP教育PJのTwitter、Facebookでもイベント情報や普段の活動について紹介しています。
「フォロー」、「リツート」や「いいね!」で、応援いただければ幸いです。
Twitter: @lip_edu
Facebook: Chance Maker
(7)編集後記
1月10日、ついに、筑波愛児園の新しい施設の竣工式が行われました。私自身は仕事があって竣工式に伺うことはできなかったのですが、参加したメンバーから話を聞いたり、写真を見せてもらったりして、本当に嬉しい気持ちです。ご支援くださっているチャンスメーカーの皆様のおかげです。ありがとうございます。
毎月、数名の中学生・高校生と交流を続けていますが、来月みんなと会うときに、新しい施設のことをキラキラした目で語ってくれるであろうことが、今からとても楽しみです。「個室ができるのが嬉しいんだよね。」と言っていた女の子は、どんな風に新しい生活のことを話してくれるでしょうか。
チャンスメーカーの皆様にも新しい施設を見ていただけるよう、企画を進めています。その際にはぜひご参加ください!
1月号 編集担当 上堀
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