認定NPO Living in Peace代表の慎泰俊が今会いたい人と、これからの働き方・子どもの未来について語ります
第2回
2013年10月05日(土)
ライフネット生命保険株式会社代表取締役社長兼COO 岩瀬 大輔さん
× Living in Peace 代表 慎 泰俊
【後編】英語さえできれば日本も世界も同じレベル 自分ルールは「コツコツ地道に」
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英語は別にやらなくてもいいが、やった方が人生楽しい
岩瀬 :だから日本で通用する議論をしていれば、国際会議でも十分通用するなと感じました。ただ、その、姿勢やマナー、プロトコル、言い方などを知らないだけであって。
慎  :はい。 岩瀬 :例えば僕らは、4月にスイス・リー(Swiss Re)という、来年創業155周年を迎える、世界で2番目に大きい再保険会社に出資して頂いたのですが、その始まりもダボス会議でした。そこでワーッと演説したらすごく好評で、その場でスイス・リーのCEOに「2人で話そう」と声をかけられたのがきっかけです。感覚としてはアゴラ(http://www.agora-web.jp/)で書いているような話をしたらみんな喜ぶのかな、と気づきました(笑)。ただ、そのレベルの内容を英語できちんと話せる人がほとんどいないのが、日本の弱さなんだと思います。

対談中の慎泰俊

慎  :いないですね。日本語だったらできるけど、英語だときつくてそれが悔しい、という人もけっこういると思います。日本は英語できなくてもまだまだ生きてける社会なので、英語できない人が多いと思うんですけれど。 岩瀬 :はい、別にやらなくても構わないのですが、やった方が人生楽しい、というだけだと思います。世界も広がりますし、友達も増えますから。 慎  :そうですね。 岩瀬 :慎さんは留学したことありますか。 慎  :ないです。 岩瀬 :じゃあ、あの驚異的な英語力は一体?(笑)。

慎  :それは、僕がモルガン・スタンレーいたときにチームが半分外国人で、英語ができないとただでは済まされない雰囲気だったからです。なので留学しなくてもどうにかなるってことです、要はやり方で。
岩瀬 :まあ、とはいえ、慎さんの話は参考にしづらいですよね。毎日100km走って、睡眠時間2時間で勉強しようみたいな感じだから(笑)。
慎  :いやいやいや、そんなに走ってはないですし、6時間は寝てますよ(笑)。
慎 泰俊 Taejun Shin
1981年東京生まれ。
朝鮮大学政治経済学部法律学科卒、早稲田大学ファイナンス研究科修了。モルガン・スタンレー・キャピタルを経て、現在はPEファンドの投資プロフェッショナルとして様々な事業の分析・投資実行・投資先の経営に関与。
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