認定NPO Living in Peace代表の慎泰俊が今会いたい人と、これからの働き方・子どもの未来について語ります
第1回
2013年8月10日(土)
Teach For Japan代表 松田 悠介 × Living in Peace 代表 慎泰俊
【後編】リーダーシップとは信頼関係を作ること 真のリーダーが生まれる教育の現場
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目の前のことに全力で取り組むことで、太い道はつくられる
慎  :じゃあ最後に、今後の目標について熱く語っていただければと思います。
松田 :TFJとしては早く学生の就職先としてナンバーワンになりたいですね。そして、ここで挙がってくるいろんな知見をしっかり体系的にまとめてですね、国の今後の教育の指針を立ててく上での参考にしていただきたい。まあ、インフルエンサーになっていきたいと思っていります。
慎  :個人としては? 松田 :松田個人としては、正直10年後20年後のことは定めてないんですよ。やっぱり今目の前にあることを、しっかりと全力で取り組むってことを通して、最終的にしっかりとした太い道がつくれるんだろうなと思いますので、将来のビジョン云々というよりは、今TFJを通してなし得なければいけないことをしっかりと実現してくっていうことが、自分の今のパーソナルミッションでもあります。
ただ、学校現場を辞めたときからの思いというのは、学校をつくりたいというものはあります。人生のどこかで最終的には学校をつくりたいなと思っていて、それはもう死ぬ間際でも何でもいいんですけれども。
慎  :学校ですか。
松田 :はい。どういった学校ですかってよく聞かれるんですけれども、それは定めてません。今後いろんな経験をすると思いますし、先ほどもちょっと申し上げたように、教育というのは社会を反映していなければいけないと思うので、そのときにどういう社会で、どういった学校が求められているのかっていうのをしっかりと考えた上で、学校をつくってくんだろうなと思ってます。今の活動というのは、必ずそれには繋がっていくものであろうと思っています。
慎  :本日は素晴らしいお話、どうもありがとうございました。
松田 :こちらこそ、どうもありがとうございました。


特定非営利活動法人Living in Peace(理事長:慎泰俊)は、
児童養護施設に暮らす子どもたちの養育環境の改善や進路支援を行っています。
http://www.living-in-peace.org/chancemaker/


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慎 泰俊 Taejun Shin
1981年東京生まれ。
朝鮮大学政治経済学部法律学科卒、早稲田大学ファイナンス研究科修了。モルガン・スタンレー・キャピタルを経て、現在はPEファンドの投資プロフェッショナルとして様々な事業の分析・投資実行・投資先の経営に関与。
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